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ボンボンのケーキ

無性に憧れるものに、ボンボンのケーキがある。

 

ボンボンのケーキとは、名古屋にある『ボンボン 喫茶部』という昔ながらの喫茶店で出しているケーキのことだ。

 

なぜボンボンのケーキがいいかというと、理由は2つだ。

 

まず1つ。なんと言っても、種類が桁違いなのだ。常時30種類以上は取り揃えているらしい。毎日通ったとしても、全種類食べるのには1ヶ月を要するということになる。末恐ろしい。

 

2つ。とても安価なのだ。人気ナンバーワンのマロンケーキはなんと270円だそう。安い。安すぎる。元は取れるのかを心配してしまう。しかし美味しいものを安価で提供できるお店にはたゆまぬ努力があることを知っているので、もうボンボンには頭が下がる思いである(私はボンボンの何なんだ)。

 

私は無類の喫茶店好き(自分で言うこともはばからないほど)なのだが、名古屋は未踏であるためボンボンがどんなお店なのかはまるでわからない。また、喫茶店に行ってもケーキを頼むことがほとんどないため、ボンボンのケーキが口に合うかもわからない。

 

そんな私をも虜に(というよりめろめろに)するボンボンのケーキは末恐ろしい。

 

一度食べ、名古屋に越すことを考えたなんてひともいるらしい。

 

まったく恐ろしい。

 

一刻も早く口にせねば。